2014年02月18日

小さな命

小さな命
可愛らしいハムスターでしょう♪
先日、家庭訪問に行かせて頂いた家で、彼の親友なのでしょう、見せていただきました。
彼にしてみたら、精一杯の お・も・て・な・し だったのだと思います。
ハムスターを見せられ、夢中になっているおもちゃを見せられ、私がちょっとケガをしていたところを見つけて雪をもって来てくれました。
そして、またハムスターを見せられ。
チョロチョロと動き回るので、なかなか写真に収めることができなかったので、精一杯の写真です。

訪問から数日後、お電話をしたところ、そのハムスターが急に亡くなってしまったそうです。
彼はかなり心優しいので、ものすごいショックを受けているのではないかと思っていました。
お母さんと、お庭に埋葬したそうです。
さらに数日後の先生の報告を受けますと、その日はハムスターのことには一切触れなかったそうです。

そのこころねがいじましくて、でも、予想以上の強さに関心をしました。
周りに心配をさせないように、頑張っていたのでしょう。
その日は、担当の先生にきれいな石をプレゼントしたそうです。
シマシマの美しい石で、持ってみると予想外に重く冷たかったのが印象的です。
何個も集めてあって、私にも用意してくれているそうで、近いうちにまた行かなきゃと思っています。

一度だけインコを飼ったことがあるのですが、早くに死んでしまって悲しかったことから、二度と生き物を飼うことはしませんでした。
でも、こんな小さな男の子でも、命の尊厳にしっかりと向かい合うことができるのなら、生き物を飼うことも悪くないなぁと考えを改めました。
ハムスターの死を通じて、彼は傷つき、堪え、向かい合って、乗り越えて、成長しようとしています。

私は、教育の一面として「刺激」を与え続けることだと思っています。
しかし、その刺激は周りの人間によって「良い刺激」にも「悪い刺激」にも変わってしまいます。
彼は、良いご両親、友達に恵まれたのでしょう。
そういう関わり方を私もしていきたいものだと、考えさせられた出来事でした。


Posted by アットスクール at 22:52